燃料電池スタックおよび燃料電池パワーモジュール

燃料電池車で使われる電気エネルギーは、スタックで発電されます。製品名から分かるように、この製品は燃料電池セルをスタック（積層）したものです。直列で繋がれた個々のセルの中では、継続的に供給される水素と空気中の酸素が化学反応するエネルギーが電気に変換されます。この化学反応の生成物は、水・電気・熱だけです。粒子状物質や酸化窒素などの汚染物質は発生しません。セルの数を変えることにより、用途に応じて出力を変更することができます。

出力 up to 132 kW
出力密度 3.6 kW/l
冷却水温度 < 80 °C
耐用時間 6,000 h (2022) or ­20,000 h (2025)

出力に応じて規模を変更できるこの燃料電池システムは、水素をもとに電気を発生させます。本製品は主に商用車、特に長距離車両向けとなります。このシステムは燃料電池スタック、スタックの稼働に必要な水素の供給や吸気を扱うサブモジュール、冷却回路、電流供給装置が一つのコンパクトなモジュールに収められています。

商用車に向けて、長寿命で高耐久であるよう、そして高いパフォーマンスを発揮できるよう設計しております。およそ700もの部品からなる複雑なモジュールを一製品に収めており、車両に組み込みやすいソリューションとなっております。

出力 above 70 kW
出力密度 0.42 kW/l
低温始動 -25 °C
耐用時間 up to 20,000 h