1928年Forfex電動バリカンと共に、ボッシュの電気工具の歴史が始まりました。また、ボッシュの製造工場で電気工具の開発にかかわるエンジニアたちは、モーター内蔵式の携帯型電動工具を使用するようになりました。
これらの工具はその人気を受け、1932年には市販化されることとなりました。同年、ボッシュはハンマードリルの量産を開始しました。比較テストを行い、世界初となる優れたハンマードリルの開発に成功したのです。その結果、このハンマードリルは製造業界で非常に高い評価を受けました。
1950年代に始まった「DIYブーム」が契機となり、ボッシュは欧州での商業的な成功を収めることとなります。「Bosch Combi」は、ポータブル型モーターと各種アタッチメントを備え、1952年の発売以降大ヒット製品となりました。製品の成功を受け、ドイツのシュトゥットガルト近郊のラインフェルデンに新たな製造工場が設立されました。現在ここは電気工具事業部門の本拠地となっています。
電動工具は現在、ドイツの他9カ国の製造拠点で生産が行われています。ボッシュは品質にこだわるDIY愛好家向けと、プロフェッショナル向けに異なるラインナップの電動工具を製造しています。また、草刈機などのガーデンツールの製造にも力を入れています。